中国のビットコイン取引所「BTCチャイナ」は27日、デジタル資産と人民元のチャージ機能を停止すると発表した。また9月30日の午後0時より、すべての取引機能を停止するとした。これにより、9月になると中国の3大ビットコイン取引所がすべて取引を停止することになる。これはつまり、ビットコインが中国で完全に業務を停止するということだ。「北京晨報」が伝えた。
BTCチャイナの報告によれば、同社のプラットフォームにあるすべての資産(人民元資産とデジタル資産を含む)のチャージ機能は9月27日午後0時に停止されており、ユーザーにはこの日時以降は資産のチャージを行わないこと、口座に振り込まれないことが通知されたという。
BTCチャイナはまた、プラットフォーム上のデジタル資産と人民元資産の最終引き出し期限は10月30日の午後0時で、ユーザーはデジタル資産を留保したい場合は、速やかに人民元に両替して現金を引き出してほしいとしている。ユーザーの人民元、ビットコイン、ライトコイン、イーサリアムなどに関わる現金引き出し操作は、すべて72時間以内に処理が完了するという。
BTCチャイナの出した公告によると、ビットコインは価格の変動が激しく、最安値が2万2300元(1元は約17.0円)まで下がり、前営業日の最高値より約1%低下したと思ったら、現時点では2万2450.9元前後まで回復している。
BTCチャイナは今月14日に声明を発表し、9月30日からすべての取引業務を停止することを明らかにした。他の取引プラットフォームの火幣網とOKCoinも今月15日、直ちに登録業務と人民元のチャージ業務を一時停止すること、9月30日までの全ユーザーに取引停止の通知を出すこと、10月31日までにすべてのデジタル資産と人民元との両替取引業務を順次停止すること、現金引き出し処理の期限をこれまでの24時間以内に口座へ振り替えから72時間以内に変更したことを明らかにした。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年9月28日
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