スマート都市建設の呼び声が近年高まっているが、実質的な動きがなかなか見られないのが現状だ。このほど山東省標準化研究院で開かれた、「標準で都市をよりスマートに」をテーマとするイベントで発表された情報によると、山東スマート都市の建設標準の制定が始まっており、スマート都市が私たちの暮らしに近づこうとしている。大衆網が伝えた。
スマート都市は一般人にどのような利便性をもたらすのだろうか。山東省標準化研究院スマート都市センター長の方可氏は「駐車問題を例とすると、市民が通勤のため車のドアを開けた瞬間に、『スマート都市』計画の『スマート停車』アプリが渋滞のピークを回避する、最適化されたルートを提供してくれる」と話した。
市民が職場に到着すると、職場内の空いている駐車スペースを事前に知ることができる。空きがなければ、付近の代替となる公共駐車スペースを検索する。またスマートアプリにより、車両所在地の安全状況をリアルタイムで把握できる。
渋滞と駐車問題を解決できるほか、スマート都市は多くの技術と計算モデルを蓄積することで、都市公共サービスの未来を変える。方氏は取材に対して、「スマート都市にはもう一つの重要な応用例として料金支払いがある。これには銀行での料金支払いで、市民に一体化サービスを提供することが含まれる。データを駆使することで市民が列に並び待つ時間を減らし、暮らしの効率を高める」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月17日
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