カンボジアの今年の中国人観光客は100万人超　20年には200万人か　

カンボジア観光省のトーン・コン大臣は10月31日に首都プノンペンで開催された、中国人観光客に対する呼び込み、サービス提供に関するセミナーで、「今年、カンボジアを訪問する中国人観光客は少なくとも延べ100万人に達し、2020年には200万人に達するだろう」との見方を示した。新華社が報じた。

トーン・コン大臣は同日開幕した「第2回カンボジア観光業 中国人観光客市場を開拓し、中国人観光客にサービスを提供する戦略セミナー」で、「今年1-8月期、カンボジアを訪れた外国人観光客は前年同期比11．8％増の延べ350万人だった。うち、中国人観光客は同比44％増の延べ74万人だった。カンボジアの今後の観光の発展は、中国人観光客の増加と密接な関係がある」と語った。

在カンボジア中国大使館の左文星・政務参事官は挨拶の中で、「中国とカンボジアは、観光や関連分野の協力を強化し続けている。中国は、『一帯一路』（the Belt and Road）の協同建設を契機として、カンボジアと政策面の意志疎通を強化し、『一帯一路』をめぐり協力し、観光を発展させることを望んでいる。そして、効果的な観光連携メカニズムの構築に取り組み、同分野の共同PRを積極的に展開し、同分野の発展推進のための基礎を作り、カンボジアの発展や中国とカンボジアの友好のために積極的な貢献をすることを望んでいる」と語った。

カンボジアは昨年、「中国人観光客を呼び込むための戦略（16-20年）」を発表し、20年には中国人観光客200万人を呼び込みたいとの目標を掲げた。（編集KN）

「人民網日本語版」2017年11月2日