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微信ミニプログラムが「ダブル11」の新たな戦場に

人民網日本語版 2017年11月06日14:56

「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)が近づき、大手ネット通販プラットフォームは「手切族」の関心を引こうと争奪戦を繰り広げている。そんな折り、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)と微信(WeChat)の巨大なフローを背景とした新スタイルアプリケーション「微信ミニプログラム」(WeChat Mini Apps)もダブル11の新たな戦場になりつつあり、蘑菇街、拼多多、聯想(レノボ)といったECサイトや企業が相次いで参戦した。「北京日報」が伝えた。

微信ミニプログラムは今年1月の開設以来、全体として可もなく不可もない状態が続いているが、このプラットフォームで急速に発展を遂げた企業・ブランドもあり、前出の蘑菇街、拼多多、そして喜茶などがその例だ。

今月に入ると、SEE小電舗、時尚臨風、広州万客科技有限公司、微果醤などの微信ミニプログラムを利用するEC企業が、初の微信ミニプログラムキャンペーン「私の微信11.11」をスタートすると発表。微信も同プラットフォームを利用するEC企業の使用体験の最適化に努めている。現在、一部企業が同プラットフォームを利用する中でECプラットフォームに似た「微信公式協力商城」が登場し、ユーザーの情報が共有されている。消費者は商品送付先などの情報を1回入力すれば、複数の店舗でその情報が利用できて再入力の必要がない。

業界関係者は、「微信によるEC市場は新たな成長の可能性とチャンスを備えている。他のECプラットフォームに比べ、微信ミニプログラムキャンペーンは微信特有のSNS要素をうまく利用し、ユーザーを通じて微信システム内の資源を活性化している。これにはグループ、モメンツ、1対1のやりとりなどが含まれる」と話す。また一部の業界関係者は、「大手ECの利益空間が縮まっているのにともない、中小規模のEC企業にとっては、微信が新たなチャンスをはぐくむものになるのかもしれない」との見方を示す。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年11月6日 

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