習近平国家主席は9日、中国を公式訪問中のトランプ米大統領と共に中米企業家対話の閉幕式に出席した。習主席は中国の経済情勢と中米の経済・貿易関係について3つの見解を示した。
習主席は「中国経済には長期好調という明るい展望がある。現在すでに中国経済は高度成長の段階から質の高い発展の段階へと変わった。中国経済の構造はたゆまぬ最適化の過程にある。中国経済は持続的好調の基礎、条件、原動力を備える」と指摘した。
また「中国には改革開放の堅持という明確な展望がある。改革開放があって初めて中国は発展できる。われわれは供給側構造改革を深め、市場・財政・税制、金融、投資・融資、国有企業分野で力強く、着実な措置の改革計画を集中的に打ち出し、改革の全面的深化の道に沿って歩んでいく。対外開放は中国の基本国策だ。われわれは第19回党大会の戦略計画に従い、全面的開放という新たな構造の形成を推し進める。米国企業を含む外資系企業の中国での経営環境もより開かれた、透明で、規範化されたものになる」と指摘した。
習主席は「中米の経済・貿易協力拡大には大きな展望がある。最大の発展途上国と最大の先進国である中米の経済的補完性は競争性を遥かに上回る。中米の経済・貿易協力には大きな余地がある。われわれは積極的に米国からのエネルギー及び農産物の輸入を拡大し、サービス貿易協力を深めたい。また、米側が民生用技術製品の対中輸出を強化することを希望する。われわれは引き続き中国企業に積極的な対米投資を促す。また、『一帯一路』関連協力事業への米国の企業や金融機関の積極的な参加を歓迎する」と指摘した。
トランプ大統領は「米中は非常に緊密な協力パートナーであり、経済・安全などの分野で広範な共通認識を持つ。米中の協力拡大は両国各自の発展にプラスだ。中国側と引き続き経済・貿易分野の互恵協力を強化し、エネルギー分野の協力を強化し、両国の繁栄を促進し、両国の経済・貿易関係における問題を適切に解決したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年11月10日
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