「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)が間近に迫り、手ぐすね引いて待っている消費者と商店だけでなく、伝統的商業銀行も販売促進の一大決戦の中に次々身を投じ、時勢に乗ってさまざまな販売促進キャンペーンを打ち出している。銀行の多くはダブル11期間におけるカード利用限度額の一時引き上げに肯定的で、多くの銀行のクレジットカードがダブル11の販促大戦争に参戦することになった。「証券日報」が伝えた。
▽銀行は利用限度額引き上げ
ダブル11が近づき、多くの銀行がクレジットカードの与信額を一時的に引き上げており、利用額が普段よりかなり多くなって、中には3倍以上になるケースもある。
記者もこのほど株式制銀行からショートメッセージを受け取った。保有するこの銀行のクレジットカードの利用限度額は普段は3万6千元(1元は約17.2円)だが、一時的に9万元になるという。
市民の李さんからも同じような話を聞いた。「自分の限度額2万5千元のクレジットカードについて、一時的に限度額を引き上げるというショートメッセージが来た。8万元に引き上げられるそうだ。銀行は私がダブル11で思い切り買い物できるよう後顧の憂いを断ってくれた」。
こうした動きについて、いくつかの銀行のクレジットカードセンターに問い合わせたところ、複数のサービス担当者から次のような回答を得た。「ダブル11日には消費が集中するので、顧客の申請できる一時的な限度額を着実に引き上げることにした。引き上げについてのショートメッセージを受け取った顧客だけでなく、他の顧客も公式サイト、携帯電話のアプリケーション、微信(WeChat)のアカウントなどを通じてスピード申請が行える。ただ具体的な内容は顧客によって差があり、滞納がないことを前提として、具体的な引き上げの金額は普段のクレジットヒストリーによって決まってくる。一般的には設定された限度額の2倍以上だ」という。
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