フランスのスーパー大手「オーシャン」は6日、年内に中国で24時間営業の無人コンビニエンスストアを数百店舗を開設し、「無人店舗」事業を展開することを明らかにした。新華社が伝えた。
オーシャンが同日に発表したプレスコミュニケによると、無人コンビニは店舗の面積が約18平方メートル、取扱商品はインスタント食品、冷凍食品、飲料、果物が中心で、販売の全過程でデジタル化を完全実現したものになるという。
オーシャンの説明によると、無人コンビニにはサービスを提供する店員がいないため、消費者はまずドアに掲示されたQRコードを読み取る必要がある。読み取ると自動ドアが開き、消費者は携帯電話と電子設備を利用して商品の選択と支払いの全プロセスを終える。人によるサポートが必要な場合は、バックグラウンドの管理担当者がリアルタイムの遠隔通信で対応する。
オーシャンは今年上半期に無人コンビニの開設・運営の実験を行い、10月に中国の海信集団と無人コンビニの普及に向けた協力合意に調印。海信は店舗の設計、建設、維持メンテナンスなどの業務を担当する。
無人店舗の概念が流行するにつれて、無人コンビニや無人商品陳列棚といった形態が中国で急速に発展するようになった。昨年は複数の企業が開発したさまざまなスタイルの無人コンビニが、北京、上海、広東などに相次いで誕生した。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年11月8日
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