ニューメディア技術を中心とする、日本のデジタルコンテンツ製作会社・チームラボが世界で展開する、最新のデジタルテクノロジーを使ったデジタル知育空間「未来の遊園地・水晶宇宙」が11日に、厦門(アモイ)スマートヒーロークラブでオープンした。これは、中国で第1号となる常設館だ。中国新聞網が報じた。
オープン前日の10日に開催されたイベントで、チームラボのプロジェクト総監・仲巧栄さんは、「当社のコンテンツの最大の特徴は、教育と娯楽を一つにし、バラエティーに富んでいる点。『未来の遊園地』を、イノベーション、創造が好きな人たちみんなに見てもらい、アートを通して人と人の間にある溝を埋めたい」と語った。
近年、世界中で活動しているチームラボは、プログラマ(アプリケーションプログラマ、ユーザーインターフェイスエンジニア、DBエンジニア、ネットワークエンジニア)、ロボットエンジニア、数学者、建築家、ウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、CGアニメーター、編集者など、情報の表現に関わる専門家400人から構成されているウルトラテクノロジスト集団。教育プロジェクト「チームラボアイランド -学ぶ!未来の遊園地-」の「お絵かき水族館」が、香港地区で開催された「DFA Design for Asia Awards」で、「Technology Award」と、「Category Awards Winner ”Gold Award”」を受賞したほか、世界最大のクリエイティブ系デジタルメディアの一つイタリア「designboom」の「TOP 10 art exhibitions of 2015」に2年連続でランク入りした。
10日のイベントに足を運ぶと、ニューメディアとの巧みなコラボがこの展覧会の大きな目玉であることが分かった。例えば、「お絵かき水族館」では、子供たちが紙に描き、色を付けた魚の絵をスキャンすると、目の前の巨大な水族館で、他の魚と共に自由に泳ぎ出す。そして、泳いでいる魚は、触れることもでき、エサをあげることもできる。また、「まだ かみさまが いたるところにいたころのものがたり」では、子供が壁に映し出された象形文字(山、木、鳥など)に触れると、その文字がもつ世界が表れ、物語が生まれる。また、ほかの子供が呼び出した世界と、お互いに影響を与えながら物語を創っていくことができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年11月14日
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