一人暮らしの老人が犬を飼うと、早死するリスクが3割下がるという事実が、スウェーデン・ウプサラ大学の研究から明らかになった。この研究報告は、英学術誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」最新版で発表された。新華社が伝えた。
研究グループは、2001年頭から2012年末まで、スウェーデンにある7つの文献館に所蔵されている、年齢40歳から80歳の心臓病を罹患した経験がない340万人以上の健康データを分析した。その結果、一人暮らしの老人が犬を飼った場合、死亡リスクが33%、循環器系疾病に罹患するリスクが11%、それぞれ低下することが判明した。研究グループは、「犬をペットとして飼育する最大のメリットは、心臓病に罹患するリスクを下げられること。さらには孤独感も薄らぎ、より頻繁に運動するようになり、免疫力も高まる」と指摘している。
英デイリー・メール紙は、研究論文の筆頭著者であるMwenya Mubanga博士の談話を引用し、「もう一つの興味深い発見は、ゴールデンレトリバー、アイリッシュ・セッター、ビーグルなどの猟犬類をペットとして飼育する人は、最大の保護を得られることだ」と報じた。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年11月22日
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