北京市の4086ヶ所の路上駐車スペースで、26日未明から電子料金徴収の試行が全面的に始まった。利用者は支付宝(アリペイ)や微信(WeChat)、市政交通一卡通カード、ETC(自動料金収受システム)、銀行カードの5種類の決済方法から選択できる。北京青年報が伝えた。
◆4086ヶ所の路上駐車スペースで電子料金徴収を実施
北京市交通委員会が発表した情報によると、交通渋滞を緩和し、路上駐車の秩序を改善し、路上駐車の料金徴収を規範化するため、北京の城六区(中心部)及び通州区の計37本の試験区間の4086ヶ所の路上駐車スペースに、路上駐車電子料金徴収設備が設置された。26日0時より全面的に試行を開始し、その試行期間は原則的に1年前後としている。
今回はビデオポール、地磁気、高位置カメラという3種類の駐車スペース検査設備を採用。車の出入りを感知し、車の写真を保存し、関連情報をリアルタイムで市級プラットフォームに伝送する。駐車時間と費用を統一的に計算し、全市の統一的な電子時間測定・料金徴収を実現する。
◆電子決済方法をサポート
市交通委員会の責任者によると、城六区及び通州区の各路上駐車料金徴収試行区間において、利用者は原則的に現金を使用できず、電子決済方法を使用する必要がある。
利用者は「北京交通」アプリをダウンロードし、「路上駐車」機能を使いユーザー登録と常に使用する車両の登録を行う。支付宝と微信により、セルフ料金支払を完了する。未登録ユーザーは、アプリにカーナンバーを入力することで、料金を支払うことができる。
利用者は駐車管理人のモバイル料金徴収端末を使い、支付宝や微信、市政交通一卡通カード、ETC、銀行カードの5種類の決済方法を利用できる。または歩道に設置されているセルフ料金支払端末を利用し、支付宝や微信、市政交通一卡通カード、ETCの4種類の決済方法を利用できる。
利用者が現金しか使えない場合、現金を駐車管理スタッフに直接支払い、管理人がモバイル料金徴収端末を使い、電子決済により駐車料金を代理決済するのを確認するという方法も可能だという。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年12月27日
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