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新卒生の就活コストに著しい差 平均2600元 1万元以上の人も

【中日対訳】

人民網日本語版 2017年12月25日10:01

年に一度の新卒生就活シーズンの幕が開いた。中国教育部(省)によると、2018年度の全国普通大学卒業予定者数は820万人に達する見通し。厳しい就職情勢に加え、この数年、就活に必要な金銭的コストが、彼らが解決すべき大きな問題となってきている。現在、大学生は就活にどれくらいのお金を使っているのだろうか?その額は高いのか安いのか?就活コストはどこから調達されるのだろう?ラジオ放送・中国之声のニュース番組「央広新聞」が伝えた。

某機関がこのほど発表した「大学生卒業求職コスト調査報告」によると、2017年度卒業生の平均就活期間は3ヶ月で、就活中に平均2600元(1元は約17.2円)を費やしている。だが、調査結果をみると、平均額のほか、新卒生の就活コストには大きなばらつきがあることがわかる。

青島大学コンピューター科の卒業生である徐さんは、北京で仕事を見つけるつもりだ。就活するための利便性を考え、彼は北京に1ヶ月1500元でアパートを間借りした。「家賃だけですでに約5千元使った。このほか、交通費などさまざまな費用がかかる。就活のためにすでに1万元近く費やした」と彼は話した。

家賃のほか、職業トレーニングのための出費も侮れない。北京師範大学大学院修士課程の趙さんは、これまでにトレーニングを2回受けたことがある。このうち1回は、10日間の缶詰式公務員筆記試験トレーニングで、費用は1万元。もう1回は、金融関係企業用面接トレーニングで5千元だった。趙さんは、このほかにも、就活用スーツを揃えるために2千元あまり、受験料や交通費にも数百元費やしたという。

徐さんは、「就活中は、実家に5千元の資金援助を頼んだ。すべて家賃に使った。このほかの必要経費はすべて、普段積み立てていた貯金でまかなったが、この貯金もほとんど両親から受け取ったものだ」と話した。

西北民族大学の鄭さんも、北京で仕事を探すことにしたという。彼女は、「就職基金」というカードを示しながら、「大学院2年生の時に、国からの奨学金を獲得した。学費を払った後、1万元あまり残った。このお金をこのカードにチャージして、就活用経費に充てている」と話した。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年12月25日

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