台湾地区花蓮県の沖合で6日午後11時50分、M6.5の地震が発生した。震源地は北緯24.13度、東経121.71度、震源の深さは11.0キロ。8日午前6時までに死亡者9人と負傷者200人以上が確認されている。科技日報が伝えた。
中国地震台網センターの情報によると、M6.5の地震が発生する以前にも、花蓮県沖では4日よりM5.0以上の地震が立て続けに発生しており、現地の住民は強い揺れを感じていた。4日にはM6.4、6日にはさらにM6.5の地震が発生した。この2回のM6レベル以上の地震はいずれも花蓮県沖で発生しており、震源地はわずか8キロしか離れていなかった。
同センター副主任で研究員の劉桂萍氏は記者に対して、「台湾地区は環太平洋地震帯の西部に位置する多くのプレートが交わる場所にある。フィリピンプレートが太平洋プレートの西への押し込みを受け、ユーラシアプレートの下に潜り込むことで、同地域で地震が多発する。今回の地震は群発地震で、余震が長く頻繁に続くだけでなく、同規模の地震が発生する可能性もある」と指摘した。統計データによると、4日のM6.4の地震の発生から7日午前8時まで、M5レベルの余震が4回、M4レベルが10回記録されている。
福建省でも地震が発生するのではという憶測について、専門家は科学的根拠はないとしている。群発地震は通常30−50キロの範囲内であり、今回の震源地は福建省からはやや遠い。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年2月8日
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