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日本、歩行者用「タッチ」式信号機開発 普及にはまだ時間が必要か

人民網日本語版 2018年02月28日17:20

日本メディアの最近の報道によると、東京五輪に備え、東京はこのほど、外国人にも分かりやすいようにと、押しボタン式信号機を新型の歩行者用「タッチ」式信号機に切り替え、中国語を含む11ヶ国語で「横断する方はボタンを押してください」というメッセージをスマホに流すことができるようにしている。五輪開幕までに都内の約1万3000ヶ所の押しボタン式信号機を新型に切り替える計画だという。人民網が報じた。

27日、新型の「タッチ」式信号機を体験してみようと、筆者は東京の街中を取材した。日本メディアの報道に基づき、電車に乗って品川区に来てみた。そして、駅から出て信号がある交差点をいくつか越えると、まだ新型には切り替えられていない旧型の押しボタン式信号を見つけた。街中にいた警察官に、「新型のタッチ式信号機を見たことがあるか?」と聞いて見ると、「見たことはあるけど、どこにあるのかは忘れた」との返事が返ってきた。さらに、複数の通行人に聞いてみると、ある親切な人が駅から約2キロ離れた場所にある新型タッチ式信号機の所まで案内してくれた。その他の場所は旧型の押しボタン式信号のままで、駅に通じるメイン道路で新型のタッチ式信号機が設置されているのはその1ヶ所だけだった。また、その新型の信号機もビニールのカバーがされたままの状態だった。

日本メディアの報道によると、東京では今回、これまでの「ボタン」に変わって、「タッチパネル」が採用され、パネルをタッチすると歩行者信号を青にすることができる。これまではボタンを押すタイプだったものの、ずいぶん前に設置されたため、ボタンが固くなってしまっていた。新型のスイッチ上部には日本語のほか、英中韓3ヶ国語で使い方の説明が記載されている。また、案内板のQRコードをスマートフォンで読み取ると、「横断する方はボタンを押してください」というメッセージが日本語以外の11ヶ国語でスマホから流れるようになっている。ただ、筆者が実際にスマホでQRコードをスキャンしてみると、画面は止まったままで案内メッセージは流れなかった。

東京五輪を2年後に控えているほか、訪日外国人が増加の一途をたどっているのを背景に、日本政府は現在、「おもてなし」のための各種対策を講じている。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年2月28日

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