1月31日、四川省華鎣市監察委員会が正式に発足。監察委員会の設置は腐敗対策制度における壮挙だ。
中国共産党機関紙・人民日報傘下の人民網の最新調査で、近く開催される中国の全国両会(全国人民代表大会と全国政協会議)について中国のネットユーザーが最も注目する問題は腐敗対策だった。人民日報が伝えた。
第13期全人代第1回会議は3月5日、第13期全国政協第1回会議は3月3日に北京で開幕する。新たな全人代と全国政協の初会議であり、中国の今後の改革発展にとって重大な意義を持つ。
人民網は2月8~27日、中国のネットユーザーが最も注目する両会の話題について調査した。選択肢は「腐敗との闘い」「社会保障」に加え、「改革開放」「農村振興」「文化的自信」なども設けた。調査には延べ421万人以上が参加した。
調査の結果、ネットユーザーが最も注目しているのは「腐敗との闘い」「社会保障」「教育改革」「医療改革」「貧困脱却の難関攻略」だった。新たに設けた選択肢の中では「改革開放」「農村振興」が最も注目された。
「腐敗対策」は首位を保持している。過去16年間の両会調査で「腐敗対策」はネットユーザーの最も注目する問題に7回選ばれた。
昨年中国は腐敗対策において高圧的態勢を保った。過去1年間の腐敗対策の様々な出来事において、ネットユーザーが最も注目したのは国家監察体制改革深化の試行であり、「百名紅通(国際逮捕手配書)人員」過半数の逮捕がこれに続いた。人民網が中国16省(直轄市)で行った調査では、「末端組織の腐敗対策」への注目が割合高く、末端組織の腐敗は民生問題に関わるとするネットユーザーが少なくなかった。
社会保障分野では「年金の全国総合計画」がネットユーザーの最も注目する議題の1つとなった。独居老人への保障が最も欠けていると考えるネットユーザーは4割を超えた。中国の高齢者サービス業の発展に存在するいくつかの問題にネットユーザーは注目している。例えば「高齢者サービス施設の供給不足」や「高齢者サービス機関の費用が高く、質が低い」ことだ。
教育改革は13年ぶりにネットユーザーの最も注目する両会の話題の上位に入った。調査の結果、過去1年間に中国の都市・農村間、地域間の教育資源格差は縮小したと考えるネットユーザーは過半数に上った。
僻地を始め農村の教育水準をどう整え、高めるかが注目の焦点となった。「農村地域の教員整備の強化」「僻地を始め農村の学校配置の最適化」が現在の農村義務教育において力強く推し進めるべき措置であるとの認識でネットユーザーは一致した。
調査では、初めて取り上げられた「改革開放」と「農村振興」は、それぞれ7位と9位に入った。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年3月1日
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