▽改革が新たなブレークスルーを達成
政府活動報告を通じてはっきりわかることは、改革が過去5年間に全面的に力を発揮し、多くの点で突破を果たし、深く推し進められ、重要分野ではブレークスルー的な進展を得たということだ。
――行政のスリム化と権限委譲が「活力」と「便利さ」を
この5年間に、国務院の各部門では行政審査の項目が44%削減され、行政許可と無関係の審査は徹底的に淘汰され、中央政府レベルの認可が必要な企業の投資項目は90%減少し、行政審査の必要な仲介サービス項目は74%削除され、許可と認定が必要な職業資格は大幅に減少した。中央政府が価格を設定する項目が80%削減され、地方政府が価格を設定する項目が50%以上削減された。
――「三去一降一補」(過剰生産能力と在庫の削減とデレバレッジ、コスト削減、弱点分野の補強)を着実に推進
鉄鋼生産能力を1億7千万トン以上削減し、石炭生産能力を8億トン削減し、分散した労働力110万人あまりを配置した。三線・四線都市の分譲住宅の在庫消化が著しい成果を上げ、人気のある都市の不動産価格の上昇傾向が抑制された。工業企業の資産の負債比率が低下を続けた。政府系基金プロジェクトを30%削減し、中央政府レベルで設定された企業からのコスト徴収項目を60%以上削減した。弱点分野の補強の取り組みを特に重点的に強化した。
――新旧の発展の原動力の持続的転換を加速
中・低所得者の所得増加のための措置を執り、従来型消費のレベルアップ・バージョンアップ、新興タイプ消費の急速な発展を推進し、インターネット小売額が年平均30%以上増加し、社会消費財小売総額が年平均11.3%増加した。高速鉄道の営業距離が9千キロメートルあまりから2万5千キロメートルに延長し、重要土木工事122件が着工し、新規の農村電力網の改良が完了し、世界最大のモバイルブロードバングネットワークが構築された。
全国人民政治協商会議(全国政協)の委員を務める中国人民大学の劉偉学長は、「中国共産党中央委員会が提起し実施した供給側構造改革がなくしたのは負担、補強したのは弱点分野で、中国経済の安定回復に極めて大きく寄与した」と述べた。
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