芸術系大学の受験シーズンが近づき、キャンパスが熱を帯びるだけでなく、キャンパス外でも年々増加する受験者が「芸大受験対策経済」を熱く燃え上がらせている。受験に先立つ授業やレッスン、受験直前の合宿を打ち出すところもあれば、受験当日の試験対策ヘアメイク、パフォーマンス用衣装のレンタルなどのサービスもあり、企業にとっては受験もビジネスチャンスだ。メディア関連で中国最高レベル大学・中国伝媒大学の2018年芸術系専攻本科大学生の試験がスタートし、全国各地から受験生が集まってきた。受験シーズンの訪れとともに、多くの企業が新たなビジネスチャンスとして試験対策メイクに狙いを定めるようになった。中国新聞網が伝えた。
同大の周辺では、ヘアサロンやメイクアップスタジオが早くから芸大受験生向けの試験対策メイク、カメラテスト用衣装などさまざまなサービスを提供している。
試験対策メイクを利用したいなら、前日予約は必須、価格は150元前後(1元は約16.7円)からでメイクアップアーティストによって異なり、399元や599元になることも、1千元を超えることもある。有名アーティストに頼むと最低でも3千元かかる。
同大近くで試験対策メイクサービスを手がけて10数年になるヘアサロンのオーナー東方さんは、「10年前に比べて、今の試験対策メイクも値段はそれほど変わらないが、メイクしに来る学生がすごく変わったし、専攻の幅も広がった」と話す。
東方さんの説明によれば、「恵まれた受験生は有名なメイクアップアーティストを指名し、価格も高く、1千元以上が基本だが、こうしたケースはまれで、大体300元から500元ほどになる。以前はカメラテストを受ける受験生だけがメイクしていたが、今はすべての専攻の受験生がよりよいイメージ、よりよい状態で試験官の前に立ちたいと考えるようで、メイクをする受験生の数は増えたし、専門の幅もさらに広がった」という。
また東方さんは、「毎年、一次試験では大体200~300人のメイクをしており、一日平均30~40人になる。試験対策メイクはヌーディメイクが主流で、メイクとヘアセットにかかる時間は50分くらい。これまでメイクする受験生は女子が多かったが、今の割合は基本的に男女半々だ」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月8日
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