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中国の超高圧送電技術が世界のエネルギー網建設を促進 (2)

人民網日本語版 2018年03月12日15:10

習近平国家主席は2015年9月、国連持続可能な開発サミットに出席した際に、「中国は世界エネルギーインターネットの構築を模索し、クリーンでグリーンな手段により全世界の電力需要を賄うことを推進するよう提案する」と発言した。世界エネルギーインターネット発展協力組織が2016年3月に誕生し、初めて中国が設立を働きかけたエネルギー国際組織となった。

同組織の劉振亜副主席によると、世界のクリーンエネルギー資源は非常に豊富だが、分布にはばらつきがある。ユーラシア・アフリカ大陸のクリーンエネルギー資源の85%が現在、北米から中央アジアを経てロシア極東に至るエネルギーベルト上に集中しているため、クリーンエネルギー密集地は、エネルギー消費地から数百キロ、さらには数千キロ離れている。そのためクリーンエネルギー密集地のクリーンエネルギーを現地で電力にし、長距離送電により広範に分配する必要がある。

中国国家電網は2014年と15年に、ブラジル美麗山1・2期超高圧±800kV直流送電プロジェクトの受注に成功し、さらにカザフスタン、ロシア、モンゴルなどと相互接続超高圧直流プロジェクトのフィジビリティスタディを行った。南方電網公司は12本の交流越境電線でラオスやベトナムと繋がっており、周辺諸国との交換電流量は471億2400万kWhに達している。

将来的に北極の風が電力になって北京の家庭内の照明をつけ、赤道の太陽光が深セン市の街灯の電気自動車を動かすことも、夢物語ではなくなるかもしれない。(編集YF)

「人民網日本語版」2018年3月12日


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