中国の超高圧送電技術が世界のエネルギー網建設を促進

作業員が哈密南から鄭州への800kV超高圧直流送電線を点検修理中。同プロジェクトは国家「疆電外送」重要ルートであり、シルクロード経済ベルト建設の重要な構成部分でもある。

甘粛省の風力発電や太陽光発電などのクリーンエネルギーを、わずか0.008秒で瞬時に湖南省湘潭コンバータステーションに送る。これは2017年度中国国家科学技術進歩賞特等賞を受賞した超高圧±800kV送電技術の驚くべき実力だ。人民日報が伝えた。

同技術は世界で電圧等級が最高で送電容量が最大、送電距離が最長、技術水準が最先端の送電技術だ。送電網の長距離・大規模送電能力を強化することで、クリーンエネルギーの集約・高効率開発及び広範な送電・使用を可能にする。

中国は超高圧技術により国内エネルギーネットワークの建設を着実に推進すると同時に、世界のエネルギーモデルチェンジを促し、世界エネルギーインターネットの構築を推進している。これは超高圧送電網を中心とする世界を結ぶ強力なスマート送電網であり、クリーンエネルギーの世界的かつ大規模な開発・配置・利用を実現するプラットフォームだ。その実質は「スマートグリッド＋超高圧送電網＋クリーンエネルギー」となる。