上海市徐匯区の市内6ヶ所の公衆電話ボックスではボックスをグレードアップした「シェア読書スペース」が登場した。これらの公衆電話スペースは本来の「電話をかける」機能に加え、公共読書スペースという「新たな要素」が盛り込まれている。新華社が伝えた。
携帯電話の普及にともない従来からの公衆電話ボックスの使用率が低下し始めている。街頭のあちこちに設置されている電話ボックスをより有効に活用し、それらの地理的な優位性をさらに発揮させ、より多くの「付加価値」をプラスする目的で、上海市徐匯区と中国電信上海支社が提携し、公衆電話ボックスを市民にとって「自宅の玄関先にあるシェア読書スペース」に改造するという試みに取り組んだ。
第1陣として登場した「シェア読書スペース」はいずれも、上海市徐匯区衡山路と復興路一帯にある歴史景観保護区に設置され、それぞれ「漂流亭」や「名人亭」、「一本亭」と名付けられている。それぞれの名前の由来は、書籍を流動させて読書体験をシェアする「漂流亭」、有名作家の名著をテーマとした「名人亭」、一冊の本をじっくり楽しむ「一本亭」となっている。 全ての「シェア読書スペース」には、光ファイバーネットワークが導入されており、シンプルな高速インターネット接続環境を市民に提供する。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年3月27日
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