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北京地下鉄、6月までに全線でQRコードによる乗車が可能に

人民網日本語版 2018年03月27日15:42

北京地下鉄乗車券業務サービスの公式プラットフォームを運営している如意行公司は26日、今年の上半期中に、北京地下鉄全線各駅の全ての改札口において、QRコードを利用した乗車が可能になる見込みであることを明らかにした。サービススタート後、北京地下鉄のスマホアプリ「易通行」に登録している北京の全ユーザーは、QRコードをスキャンするだけで改札を通過することが可能となる。この「QRコードによる改札通過」方式は、スマホがNFC対応機器である必要はなく、スマホであればどの機種も利用可能だという。

昨年8月20日、北京地下鉄乗車券業務サービスの公式プラットフォーム「易通行」がリリースされ、北京市政交通カード(公共交通カード)を携帯しなくても事前にアプリで乗車券を購入することが可能となり、地下鉄駅内の係員がいる窓口に並ぶ必要がなくなった。昨年12月23日までに、アプリ「易通行」のオンライン乗車券業務サービスは全面的に展開し、北京地下鉄全19路線の全駅において利用が可能となった。「易通行」登録者数は現時点ですでに180万人近くとなっており、オンラインで購入される乗車券枚数は、1日あたり8万枚以上という数値で安定している。このうち、すでにQRコードを利用した入場が可能な空港線4駅でのQRコードによる入場者は1日あたり延べ800人を突破した。

如意行公司の技術担当者は、「現時点で、地下鉄5号線と13号線のQRコード読み取り設備は全て設置を終えている。1号線と6号線、房山線、昌平線各線における設備改造工事は、デバッグ作業が急ピッチで進められている」と説明した。

北京市軌道交通指揮センターの公式統計データによると、現時点で、北京地下鉄の1日あたり利用客数は延べ1千万人、平日は延べ1100万人をそれぞれ上回っている。このうち、片道乗車券を購入する乗客の割合は15%。QRコードによる改札入場サービスが実現すれば、乗降客が非常に多い重点駅でみられる乗車券購入のために乗客が長蛇の列を作り混雑する状況が緩和されると期待されている。未登録の乗客は、地下鉄駅構内に入る前に、アプリストアで「易通行」をダウンロードし、実名で登録を完了することができる。駅に入り、改札口の読み取りデバイスにアプリの乗車QRコードをかざし、出札口でも再びかざせば、乗車代金が差し引かれる。このサービスは、昨年9月に空港線で試行がスタートしており、実際試したところ、QRコードによる入場は、わずか1秒で完了することができる。

このほか、QRコードによる地下鉄乗車は、北京市政府が市民に提供している累計優遇政策の対象となる。毎月の累計乗車代金が100元(1元は約16.9円)を上回った場合は、超過額に対して2割引、150元以上の場合は超過額に対して5割引の特典を享受することができる。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年3月27日

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