第2回中日韓囲碁元老戦が27日午後、浙江省長興県で開幕した。今大会には、3ヶ国それぞれ2人と前回優勝した曹大元九段と準優勝の小林光一九段を含む、計8人の棋士が出場する。新華社が伝えた。
国家体育総局棋牌スポーツ管理センターの羅超毅・主任は、開会式において、「『初心忘るべからず、喜びの基本忘るべからず』の言葉通り、ベテランなくしては、中国の若い棋士が世界チャンピオンの座につくことは不可能だった。ベテラン棋士が数十年間にわたり築き上げてきた囲碁の環境があったからこそ、それを受け継いだ若手も成長を遂げることができている。よって、我々は、ベテランの功績と世界囲碁界に対する貢献をゆめゆめ忘れてはならない」とした。
抽選の結果、中国の「棋聖」と称される聶衛平九段が、往年のライバルである小林光一九段と再び対戦することになり、人々の注目を集めた。約30年前、日中スーパー囲碁で、聶衛平九段は小林九段の連勝を6でストップさせたことで一躍有名になり、世界中の囲碁ファンに強い印象を与えた。長い月日を経て、今回2人が元老戦で再び対戦することとなり、聶衛平九段が再び勝利、衰えることのない「棋聖」の風格を堂々と示した。
その他の対局では、前回の覇者である曹大元九段が「虎」の異名をもつ依田紀基九段を激戦の末制し、馬暁春九段がヤン・ジェホ(梁宰豪)九段を下し、ソ・ボンス(徐奉洙)九段が小林覚九段に僅差で勝利した。これにより日本人棋士3人は全員、第一戦で敗退となった。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年3月29日
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