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「ピンポン外交」の新エピソード 名古屋で友好交流

人民網日本語版 2018年04月05日16:26

4月の日本は桜が一斉に花を咲かせ、春ムードに満ちあふれる。そんな中、第31回世界卓球選手権の舞台となった名古屋市ではこのほど、特別な客人たちを迎えた。■(おおざとに希)恩庭や梁戈亮をはじめとし、かつて「ピンポン外交」を担った選手たちや、世界チャンピオンの喬紅、常晨晨といった中国卓球史上の名選手たちだ。そして中国宋慶齢基金会、愛知県日中友好協会、名古屋電気学園が共同開催し、駐名古屋中国総領事館が協力した「中日平和友好条約締結40周年記念友好交流会」がこの地で行われた。新華社が伝えた。

1971年に、当時の後藤鉀二アジア卓球連盟会長(日本卓球協会会長)をはじめとする民間の友好人士たちが、さまざまな困難を克服し、妨害をはねのけて、中国卓球チームの世界選手権への復帰を後押しした。

愛知工業大学名電高等学校は後藤氏が運営する学校法人「名古屋電気学園」傘下の高校。3日に中国宋慶齢基金会代表団はかつて「ピンポン外交」を担った■恩庭や梁戈亮、そして卓球を絆として中日民間友好活動を推進してきた喬紅、常晨晨らの世界チャンピオンたちを率いて、この中国と深い縁のある高校を訪れ、「ピンポン外交」の歴史にまた一つ新たなエピソードを加えた。

今回の訪問の山場は、中国の新旧世界チャンピオンと日本卓球界のかつての名選手や若い選手たちが展開した見応えある親善試合で、中日の「ピンポン外交」当事者たちが40年の時を経て再び対戦した。■恩庭と梁戈亮が第31回世界選手権で日本代表として出場した竹内(小和田)敏子、杉本(今野)安子とそれぞれミックスダブルスを組んで対戦し、会場は興奮の渦に包まれた。

竹内選手は忘れられない当時のことを振り返り、「その年の2月になってはじめて中国の選手が世界選手権に出場することを知った。中国選手の実力がどんなものかはまったくわからなかった。会場に現れた中国チームの実力の高さに非常に驚いた。中国の選手で最も印象深かったのは、太陽みたいに明るかったことで、試合の間も対戦相手に笑顔をみせていた。世界各国の人々の卓球が好きという気持ちは同じ。今また『小さなピンポン玉が大きな地球を動かした』という深い歴史的な意義を深く理解した。卓球選手として、かつてそのような歴史に関われたことを、非常に光栄に思う」と述べた。

■恩庭選手は、「中日卓球界の関係はこれまでずっと友好ムードにあふれ、各方面の交流が途切れたことがない。今回のような交流活動を増やし、両国国民がますます近い関係になり、両国関係もますます良好になることを願う」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年4月5日

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