香港通訊事務管理局弁公室の梁仲賢・通訊事務副総監(電気通信事業担当)はこのほど、「周波数帯編集・割当計画にもとづき、香港では、今年の年末もしくは来年初頭に5G周波数の割当実施の準備がすでに整った。市民は、早ければ来年4月にも5Gネットワークサービスを体験することができる。2020年ごろには、5Gモバイルネットワークサービスを全面的に打ち出す予定で、香港は、世界に先駆けて5Gサービスを提供する地域の一つとなる」と話した。5Gネットワークの通信スピードは、4Gより20倍速く、5Gネットワーク対応の携帯端末を使えば、閲覧速度は固定系通信の光ファイバ網に引けを取らないレベルとなる。香港「文匯報」の報道を引用して中国新聞網が伝えた。
通訊事務管理局弁公室の湛兆仁・主席規制業務担当経理は、「通訊事務局は2017年に3月に5Gネットワーク基準の制定に着手し、同年12月には第一版の『4Gネットワークを利用した非独立5Gベースステーション基準』を完成させた。今年6月には、第一版の『独立5Gベースステーション基準』が完成する見込みで、年末にはその他基準(テストやネットワーク資源管理など)も出来上がる予定だ」としている。他の5Gネットワーク先進エリアを見ると、5Gネットワークサービスの提供開始時期は、英国では2019年から2020年ごろ、韓国は今年末、オーストラリアは来年、香港は来年4月となる見通しとしている。
通訊事務管理局弁公室の卓聖徳・総監補佐(規制業務担当)は、「5Gネットワークは、新周波数帯で構成される新ネットワークの技術であり、4Gネットワークとは全く異なるため、利用者は、単にソフトウェアをアップグレードするだけでは、5Gネットワークを使用することはできない。5Gネットワークに対応した携帯端末およびSIMカードを使用する必要がある」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月11日
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