中国国家統計局は10日、今年8月の全国の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)のデータを発表した。それによると、CPIは前年同月比2.3%上昇し、上昇率は前月を0.2ポイント上回り、2ヶ月連続で2%を超えた。
前月比CPIは0.7%上昇し、上昇率は前月を0.4ポイント上回った。同局都市社会経済調査司の縄国慶シニア統計家は、「食品の価格上昇が大きいことにより、8月には前月比2.4%上昇し、上昇率は前月を2.3ポイント上回り、CPIの上昇率を約0.46ポイント引き上げた」と述べた。
PPIは前月比0.4%上昇し、上昇率は前月を0.3ポイント上回った。生産資料価格は0.5%上昇し、上昇率は前月を0.4ポイント上回った。生活資料価格は0.3%上昇し、上昇率は前月を0.1ポイント上回った。調査した40の産業大分類のうち、価格が上昇したものが30産業、横ばいが4産業、低下したものが6産業だった。PPIは前年同月比では4.1%上昇し、上昇率は前月を0.5ポイント上回った。1~8月を平均するとPPIは4.0%上昇し、1~7月の平均値と変わらず、安定傾向がうかがえた。試算によれば、8月の前年同期比上昇率4.1%のうち、昨年の価格変動の残存効果による部分が約3.0ポイント、新たな価格上昇による部分が約1.1ポイントに上るという。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月11日
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