国家統計局はこのほど、全国31省(自治区、直轄市を含む)の3月の消費者物価指数(CPI)を発表した。29省の3月の前年同月比のCPIは前月より低下し、上昇率が3%台の地区が大幅に減少した。中国新聞網が伝えた。
国家統計局が発表したデータによると、3月の前年同月比のCPI上昇率は2.1%で、前月を0.8ポイントも下回った。
地方別に見ると、甘粛省とチベット自治区の3月の前年同月比のCPI上昇率が2月と同水準を維持したほか、残り29地区は2月を下回った。
北京大学経済学院の曹和平教授は、「春節(旧正月)が過ぎ、休日効果が薄れ、需要が減少した。また暖かくなり農産物が十分に供給され、原油価格もやや下方調整された。これが3月のCPI上昇率が低下した主因だ」と分析した。
各地の物価上昇幅を見てみると、海南省では3月の前年同月比のCPI上昇率は3.3%で、全国一となった。最も低かったのは雲南省で、1%のみ。
3月の前年同月比のCPI上昇率が全国水準を上回ったのは、海南省、遼寧省、青海省、甘粛省、河北省、北京市、河南省、広西チワン族自治区、黒竜江省、新疆ウイグル自治区、浙江省、山東省、広東省、陝西省。
しかし多くの地区で物価上昇率が低下するのに伴い、CPI上昇率も3%台の地区が大幅に減少している。データによると、2月に前年同月比のCPI上昇率が3%を上回ったのは11省だったが、3月は海南省と遼寧省の2省のみとなった。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年4月26日
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