ここ数日、スウェーデン・テレビ(SVT)でこのほど放送された番組で中国を侮辱する内容があったとして、注目を集めている件について、在スウェーデン中国大使館の公式サイトは26日、報道官のコメントを掲載し、「SVTのバラエティ番組の責任者の謝罪は誠意に欠けている」とした。
当大使館の報道官は22日、番組の内容を「強く非難する」とするコメントを発表し、「SVTに強く抗議した」とした。その後、SVTは公式サイトで、「番組が表現しようとした内容全体に至らない部分があった」と「ミス」を認めたものの、在スウェーデン中国大使館の報道官は25日、「番組の責任者による本件に関する発言は、番組内の人種差別的言動について敢えて触れておらず、完全なる言い逃れであり、その場逃れに過ぎない」と再び批判するコメントを発表した。
さらに、同大使館は26日にも報道官のコメントを掲載し、「SVTの番組責任者が26日に中国を侮辱する内容に対して、謝罪をしたが、番組における中国に対する攻撃や中国人に対する赤裸々な人種差別に対する深い反省は全く見られず、さらには、番組で台湾地区と西蔵(チベット)自治区の一部の地域がない中国の地図を使ったことに対する反省と謝罪もない。こうした謝罪は誠意に欠け、偽善的であり、ごまかしによりその場をやり過ごそうとしている」と謝罪を受け入れない姿勢を示した。
さらに、「SVTと制作した番組チームに対して、ごまかしはきかないと再び強く抗議する。これ以上、いわゆる『本意』や『表現の仕方にミス』、『文化の違い』などを言い訳にして問題をごまかすようなことをして、過ちを繰り返すようなことをするべきではない。SVTと制作した番組チームに対して、中国国民や華僑・華人に対して誠意ある謝罪をして、民族主義を徹底的に捨てると約束するよう強く求める」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年9月27日
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