▽中小企業を孵化し連携させる 力を合わせて消費者個々人のニーズに対応
津賀氏はパナソニックが中国で模索するイノベーションにたびたび言及し、たとえば建設現場で提供するプレハブ住宅は、繰り返し使用できて快適だと述べた。また火鍋で有名な中国の外食産業・海底撈と協力して打ち出したロボットが料理を運ぶスマートレストランは、食品の安全性を保証し、メニューのトレサビリティ(追跡可能性)も保証するとともに、人工知能(AI)技術を利用して、顧客の好みに合ったスープを提供することもできるという。
津賀氏は、「人々のニーズも多様化している。たとえば若い時にはホットな刺激を好むが、年齢が上がると実用性に傾くようになる。こうした多様性は技術と供給側のイノベーションを通じてこそ発揮できる。今は暮らしに必要なものが余る時代で、企業はハードウェアからソフトウェアにシフトチェンジし、大量生産を減らして個性に応じて選択肢を広げるべきだ。パナソニックは業務と開発を絶えずモデル転換させると同時に、さまざまなアイディアを中国市場で実践している。パナソニックは自社の製品に自信をもっているが、学び続ける必要がある。私たちは顧客から学ぶこと、中国の企業家から学ぶこと、そして成長を遂げることを最も願っている」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年11月6日
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