第1回中国国際輸入博覧会が開幕まで秒読み段階に入り、多くの海外企業が期待を寄せ、はやる気持ちを抑えきれずにいる。
ここ数年、中国は輸入を主体的に拡大し、より多くの国・地域の企業に中国の発展の「急行列車」に乗ること、「ヒッチハイク」のように便乗することを促してきた。グローバル経済に実態的な輸出市場、発展のチャンス、雇用機会を提供し、経済発展の波及効果を増強してきた。
新しいスマート車載空気清浄機、ホルムアルデヒド除去機能のある車用フロアマット、子ども用PM2.5対応マスクなどは、いずれも米国の科学技術イノベーション企業3Mの製品で、今回の博覧会で中国初お目見えとなる。3Mは1984年に中国で外資系独資企業を設立し、これまでの対中投資額は累計10億ドル(約1132億円)を超え、生産拠点9ヶ所、技術センター4ヶ所、研究開発センター2ヶ所を設立した。
ドイツのロバート・ボッシュ社の家電事業責任者は、「中国が主体的に市場を開放し、輸入博覧会を開催することは、世界各国の経済貿易交流の強化を促進し、グローバル貿易と世界経済の成長を促進する上でプラスになる。ボッシュの家電は中国の市場開放や貿易自由化促進に向けた一連の措置を揺るぎなく支持し、今後も中国で投資を行い、現地の生産能力や研究開発能力の開拓を進める」と話す。
中国市場は個人所得の伸びと消費の高度化にともない、目を見張るような購買力を示すようになった。世界で販売される自動車の3台に1台は中国人が買っている。都市部世帯の生鮮食品の平均客単価は15ドル(約1698円)、購入回数は年121回に上る。中国は日本に取って代わってアジア最大の生命保険市場となり、昨年の世界の新規保険料収入の約80%は中国市場で発生した。
中国は消費者の日常生活に関わるさまざまな商品の関税を引き下げた。国際的な教育サービス、医療サービス、金融サービスなども中国市場進出のペースを加速し、中国の消費者は家にいながら国際化された高い品質のサービスを受けられるようになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年11月3日
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