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発展のチャンスを共に創り成果を共有

人民網日本語版 2018年11月26日10:47

現在、世界の発展は深層の矛盾が際立っている。保護主義と一国主義の思想が台頭し、多角的貿易体制は打撃を受け、世界経済全体の発展は多くのリスクと不確定性に直面している。ブエノスアイレスでのG20サミット開催には特別な現実的意義がある。人民日報が伝えた。

国際通貨基金(IMF)は今年と来年の世界経済の成長率見通しを3.7%に引き下げるとともに、貿易摩擦の激化が世界経済の直面する主要な脅威だと警告した。

G20は世界経済ガバナンスの重要なプラットフォームであり、世界人口の3分の2、世界全体のGDPの90%、貿易額の80%を代表している。時代の発展の困惑を前に、G20にはリーダーシップを発揮して、戦略的視点を示し、世界経済のために方向を指し示し、道を開拓し、開かれた、公正で、ルールを基礎とする国際貿易体制の中での世界経済の落ち着いた運営を先導する責任がある。

ブエノスアイレス・サミットには習近平主席が招待を受けて出席する。習主席がサミットに出席する、またはサミットの議長を務めるのは6回連続であり、世界が注目している。中国の楊万明駐アルゼンチン大使は「習主席のサミット出席はアルゼンチンによるサミット開催への力強い支持であるのみならず、多国間体制と経済グローバル化の維持について中国を代表して強いメッセージを発し、世界経済の直面する困難を解消するために中国の案を示し、連携して世界経済のリスクと試練に対処し、包摂的で持続可能な成長を実現し、人類運命共同体を共同構築するために重要な共通認識を形成するものだ」と指摘する。

2008年に世界金融危機が勃発して以来、G20は世界経済ガバナンスにおける地位を急速に高め、多国間の意思疎通とマクロ経済政策調整の重要なプラットフォームとなった。

世界第2のエコノミーである中国の世界経済への貢献は誰の目にも明らかだ。世界が世界金融危機による打撃を受ける中、中国の毎年の経済成長規模は中等先進国1カ国の経済規模に相当し、世界経済成長の安定化装置となった。世界が金融危機の暗雲から徐々に抜け出している今も、持続的かつ健全に発展する中国経済は世界経済の成長を安定させる「海の重り」だ。

国連貿易開発会議(UNCTAD)は以前の報告で、今年上半期、世界の外国直接投資が前年同期比41%急落する中、中国は依然として外資導入が増加し、世界最大の外国からの直接投資流入国になると指摘した。IMFが10月に公表した「世界経済見通し」も、上半期の評価を維持し、中国経済は力強い発展の勢いを保ち、今年の経済成長率は6.6%になるとの見通しを示した。

「今年中国は金融投資規制の緩和、自動車輸入関税引き下げなどの措置を続々と打ち出したほか、第1回中国国際輸入博覧会を開催した。特定の国が貿易戦争を仕掛ける中、引き続き開放を拡大する中国の姿勢は幅広い称賛を得ている」と、仏国際関係戦略研究所(IRIS)のシルヴィー・マテリー副所長は指摘する。

ブエノスアイレス・サミットの3大議題は「将来の取り組み、発展に向けたインフラ整備、持続可能な食糧の未来」だ。アルゼンチン側はサミットの議題設定について、2016年の杭州サミットとの継続性を十分に考慮しており、世界経済ガバナンス、政策調整、発展などの重大議題において杭州サミットの流れを汲むものだと指摘する。

40年前に中国は改革開放という偉大な政策を決定をし、世界の共同発展という歴史的プロセスを切り開いた。5年前に中国は「一帯一路」共同建設という偉大な構想を打ち出し、各国の協力・ウィンウィンという新天地を切り開いた。「中国の開放の扉は閉ざされることなく、大きく開かれていくのみだ」。今や開放は現代中国の鮮明な標識となり、世界に計り知れない影響を与えている。

ドイツ開発研究所(DIE)のダーク・メスナー所長は「一帯一路」構想とG20の主旨が高度に符合することを特に認める。「『一帯一路』建設はインフラ整備を重視し、G20は世界経済の安定した持続可能な成長の推進に尽力している。インフラ整備は世界経済成長の重要な支えとなる」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年11月26日

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