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中国国家主席の13年ぶりのフィリピン訪問 素晴らしい未来を共に築く

人民網日本語版 2018年11月21日13:57

習近平国家主席は20日、フィリピン公式訪問のためマニラに到着した。中国国家主席のフィリピン訪問は13年ぶりであり、中比関係の強化とより高いレベルでの関係構築において節目となる歴史的意義があり、両国が手を携えて協力する新たな章を記していくことになるのは確実だ。(文:施戍傑・国務院発展研究センター発展部副研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

■歴史の選択

中比両国は海を隔てた一衣帯水の隣国であり、1000年以上前という早い時期から船舶が行き交い、商人や使節が交流していた。600年以上前、中国の航海家・鄭和は7回遠洋航海し、マニラ湾岸、ビサヤ、スールーなどを複数回訪れ、親善と協力を深めた。近代以降、両国は植民地主義による侵略と抑圧を受け、第2次大戦後にもそれぞれ独立自主の発展路線を歩んだ。21世紀に入り途上国と新興エコノミーの台頭はすでに不可逆の時代的潮流となったが、世界的な試練も一層明らかになり、さらに大きな範囲、さらに広範な分野での南南協力が必要となっている。習主席が指摘したように、中国とフィリピンは共にアジアの途上国及び新興エコノミーであり、善隣友好が両国にとって唯一の正しい選択なのだ。

■大きな将来性

近年、中国とフィリピンは経済・貿易関係を日増しに緊密化している。2017年に中比貿易額は初めて500億ドルの大台を突破し、中国側の対比新規投資は5384万ドルに達した。同年、中国がフィリピンから輸入した果物は100万トン、フィリピンを訪れた中国人観光客は延べ100万人に達した。すでに中国はフィリピンにとって最大の貿易パートナー、最大の輸出市場、最大の輸入相手先、第2の観光客出身国となっている。習主席は「中国は中国市場のチャンスと潜在力を各国と分かち合いたい。フィリピンやさらに多くの国々が中国発展の急行に乗ることを歓迎する」と指摘した。「一帯一路」共同建設のたゆまぬ推進にともない、経済・貿易、インフラ整備、農業、観光のいずれの分野でも両国協力の将来性はさらに大きくなる。

■堅固な礎

習主席は「中国は平和的発展の道を堅持し、常に世界とアジア太平洋地域の平和・安定の錨である」と指摘した。「永遠に覇権を唱えず、拡張をしない」は全世界に対する中国の厳粛な約束だ。この約束は便宜上の措置ではないし、外交辞令でもなく、思想の自信と実践の自覚の有機的統一だ。「己の欲せざる所、人に施す勿かれ」を熟知している中国国民は、平和と安寧があって初めて発展と繁栄は可能であると信じている。

今後、中比両国は政治的相互信頼を深め、友好的協議を通じて溝を適切に処理し、南中国海を人々を幸福にする平和の海、友情の海、協力の海にする必要がある。協力して発展を図ることを堅持し、古代から続く海のシルクロードにおける新たな章を引き続き記していき、協力の中で両国民の獲得感と幸福感を高める必要がある。民心の通じ合いを堅持して、両国の政党・議会・地方・シンクタンク交流を推進し、教育・科学技術・文化・青年交流を強化する必要がある。連携・ウィンウィンを堅持し、中国ASEAN関係の最適化と高度化を推進し、東アジア協力の一層の発展を後押しする必要がある。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年11月21日

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