中国のインターネットコーヒーブランドの瑞幸コーヒー(ラッキンコーヒー)が驚異的なペースで事業を拡張している。12月25日には、今年の目標の2千店舗を前倒しで達成したことを明らかにした。瑞幸は福建省厦門(アモイ)市に本社があり、新小売コーヒーブランドとして今年1月にテスト営業を開始し、店舗はすべて直営店だ。「北京晨報」が伝えた。
瑞幸はオンラインとオフラインが連動した新小売モデルを採用し、大々的な資金投入によって市場開拓を急速に進め、国内2位のコーヒーチェーンになった。ライバルは世界一のチェーンのスターバックスで、こちらは1999年に中国市場に進出し、20年ほどかかってようやく約3600店舗を開設した。
瑞幸は急速に拡張しているが、いつ黒字を達成できるのかが大きな疑問だ。瑞幸のBラウンドビジネス計画書によると、18年1〜9月の累計売上高は3億7500万元(1元は約16.0円)、純損失は8億5700万元、粗利益は4億3300万元の赤字で、粗利益率はマイナス115.5%になる。
瑞幸の関係責任者は取材に答える中で、「はっきりしていることは、弊社の通年の損失はこの数字よりもだいぶ大きくなるということだ。1年足らずで、瑞幸はユーザーが1200万人に達し、8500万杯以上のコーヒーを販売した。資金投入によって急速に市場を固めるのは既定の戦略で、損失も予想通りだ」と述べた。
また同責任者は、「今後、弊社はさまざまな時期にさまざまな方法でユーザーを見据えて資金を投入していく」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年12月26日
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