インターネット通販大手・アマゾン中国がこのほど北京で発表した2018年における書籍の売れ筋ランキングによると、今年最もよく売れた紙の本トップ3は「PRINCIPLES(原則)」、「我的第一本専注力訓練書」、「羅生門」だった。ジャンル別に見ると、経済・管理系の図書が一番人気だった。地域別に見ると、北京の読者が最も多く本を購入していた。北京日報が報じた。
紙媒体図書のランキングを見ると、トップ10のうち、4冊が経済・管理系の図書。1位の「PRINCIPLES」は、米ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者で、2008年の世界金融危機を予測していたヘッジファンドマネージャー・レイ・ダリオ氏の著作で、裸一貫で事業を始め、成功させた40年以上の生活、仕事、管理に関する「原則」が記されている。
Kindle有料電子書籍ランキングトップ3は、「月と六ペンス」、「三体全集」、「浮生六記」だった。紙媒体図書トップの「PRINCIPLES」もトップ10に入っている。台湾地区の作家である故・林奕含の唯一の長編小説「房思琪的初恋楽園」が8位にランクインした。
今年は改革開放40周年を記念して、アマゾンがネットユーザー約1万6000人の投票を基にまとめた「この40年間で最も影響力のあった翻訳作品トップ25」は、大衆文化の流行の軌跡を垣間見ることができ、注目に値する。同ランキングトップ3は、「百年の孤独」、「高慢と偏見」、「ホーキング、宇宙を語る」だった。ランキング入りした作品で最も多かったのが文学作品で15作品、次に多かったのが人文・社会科学系で8 作品だった。自然科学系の書籍は「ホーキング、宇宙を語る」と「世の中ががらりと変わって見える物理の本」の2作品だけだった。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年12月24日
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