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日本の国民的ブランド・鎌倉シャツが天猫に出店も苦戦 (2)

人民網日本語版 2019年01月14日10:00

鎌倉シャツは、天猫への出店にあたり販促イベントはあるかとのネットユーザーからの質問に対し、「鎌倉シャツブランドは創業から25年間、売上を伸ばすための値下げをせず、商業広告なども行わず、各種の経費を削減して、その分を商品の開発や製造に回し続けてきた」と公式に回答。だが鎌倉シャツは実店舗近くの上海地下鉄・静安寺駅に広告を出したほか、人目を引く展示コーナーを設置して人の流れを呼び込もうとしているという情報がある。

ファッション産業への投資で有名な優意国際貿易有限公司の楊大筠社長の目から見ると、「鎌倉シャツが中国で発展しようとすれば多くの挑戦に直面することになる。鎌倉シャツは日本と米国ではまずまずの発展を遂げたが、中国はまったく違う市場であり、シャツはアパレルの消費財の中で最も大きな割合を占めるものではないし、男性の多くが一年中どの季節も消費するアパレル製品でもない。シャツを単一の品目として小売りする場合にも大きなプレッシャーに直面し、特に各種シャツブランドからの競争というプレッシャーを受けることになる」という。

鎌倉シャツがこれから中国市場で足場を固めるにはどうすればよいか。程氏は、「まずブランド戦略で他のブランドに追いつくこと。次にチャンネルが手薄すぎてはいけない。特にカジュアルぜいたく品ブランドとの競争では、全チャンネル構想が必要になり、賃料が高いからというだけの理由でオンライン店舗に限るのはだめで、オンラインとオフラインの相互接続が必要になる。将来はオフラインの体験型店舗をもっともっと開設しなければならない。また中国市場にブランドが浸透するのに近道はなく、中級・高級志向の消費者に評価されるには一定の時間がかかると理解しておくことだ」と提案する。

中国市場での戦略プランについて鎌倉シャツに取材を申し込んだが、今のところまだ回答はない。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年1月14日


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