中車株洲電力機車有限公司が27日に明らかにしたところによると、最高時速160キロの中国初の商業用リニア2.0版列車はすでに湖南省長沙市に運ばれ、今後は商用路線の「長沙リニア快線」で速度アップテストを行う予定だとしている。これは、中国が完全に独自の知的財産権を持つ商用リニア列車の技術が中低速から中速への突破を実現したことを意味する。科技日報が伝えた。
2016年5月、中国初の中低速リニア列車商用路線である時速100キロの長沙リニア快線が開通し、これまで2年間以上にわたり安全運営を続けており、中国商業用リニア1.0版列車と呼ばれている。2018年6月、中車株洲電力機車有限公司が主導し、湖南省リニア技術研究センター、湖南リニア交通発展株式有限公司、国防科学技術大学、中車株洲所、株洲聨誠集団などからなる研究開発チームと連携しながら、商用運行の基準に従い、新世代の時速160キロの商用リニア2.0版列車の開発に成功した。
今回の速度アップテストは速度を段階的に向上させる方法を採用し、時速が100キロメートル以上に達した場合の列車の牽引電力供給、サスペンド状態の制御、列車とレールの結合などのコア技術を重点的にテストし、中速リニア交通システムの将来のプロジェクト応用に技術的な基礎を築くことを目的としている。
また、商用リニア1.0版列車と2.0版列車、及び研究開発中の時速200キロの3.0版列車は、その90%以上の部品が湖南省内で研究開発、生産、仕入れされている。湖南省は異なる時速の商用リニアシステムの集成技術とコア技術をマスターし、技術開発から生産製造、試験検証、商用運行までの立体化商用リニアシステムを構築している。(編集HQ)
「人民網日本語版」2019年1月29日
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