多くの若者がスマホ依存症になっており、毎日「寝ても覚めてもスマホ、食事中もスマホいじり」という状況だ。しかし長時間のスマホ利用はさまざまな健康リスクをもたらす。目だけではなく胃腸を損ね、さらには肥満を誘発する恐れがある。人民網が伝えた。
安徽医科大学第一付属病院栄養科の蒋建華主任医師は、人民網のインタビューに応じた際に、「食事中のスマホいじりは人の胃腸に2つの影響を及ぼす恐れがある。まず食物の消化吸収を妨げる。リラックスして食事をすると血液が胃腸に供給されるが、スマホをいじっていると血液の大部分が脳と目に供給される。これにより胃腸に供給される血液が不足し、胃腸の動きと消化液の分泌に深刻な影響を及ぼし、食物の消化と吸収に影響が生じる。これが長期化すると、胃腸の消化機能が減退し、多くの慢性消化器病が発生する」と説明した。
そして、「次に、食事中に常にスマホを見ることで、栄養不良が生じる恐れがある。スマホをいじりながら食事する場合、目の前の料理にばかり手を付け、かつ高カロリーの食べ物を選びやすい。食事が単一的で、栄養バランスが悪く、栄養不良を引き起こしやすい」と述べた。
蒋氏はまた、「スマホをいじりながら食事することで、肥満になりやすい。これは食事に集中できないからだ。通常20分かかる食事であっても、動画を見ながらならば30分かかる場合がある。スマホのコンテンツに集中すると、満腹感が得られにくくなる。こうして知らぬ間に多く食べてしまい、長期化すればいつの間にかお腹に贅肉がついてしまう」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年2月23日
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