出稼ぎ労働者、1980年代生まれが5割超 平均月収3721元

人民網日本語版 2019年04月30日16:26

中国国家統計局は29日、「2018年農民工モニタリング調査報告」を発表した。報告の統計データによると、2018年、中国の農民工(出稼ぎ労働者)の総数は引き続き増加傾向を呈したが、増加スピードは明らかに減速した。2018年の出稼ぎ労働者総数は2億8836万人、前年比184万人(0.6%)増加した。増加数は前年比297万人減、増加スピードは同1.1ポイント下落した。北京青年報が伝えた。

〇北京・天津・河北エリアの出稼ぎ労働者、27万人減少

報告によると、出稼ぎ労働者のうち、省外で働く出稼ぎ労働者は7594万人、前年比81万人(1.1%)減少した。一方、省内で働く出稼ぎ労働者は9672万人、同162万人(1.7%)増加した。

勤務エリアについてみると、2018年、東部と東北地区で就業する出稼ぎ労働者は減少したが、中西部地区で働く出稼ぎ労働者は引き続き増加した。同年、東部地域で働く出稼ぎ労働者は1億5808万人、前年比185万人(1.2%)減、出稼ぎ労働者総数の54.8%を占めた。このうち、北京・天津・河北エリアで就業する出稼ぎ労働者は2188万人、同27万人減少した。

〇女性の出稼ぎ労働者が増加

2018年、女性および夫婦ともに働きに出る出稼ぎ労働者の割合はいずれも上昇したことは、注目に値する。男女比は、男性が65.2%で女性が34.8%、女性の割合は前年比0.4ポイント上昇した。このうち省外で働く出稼ぎ労働者は、女性が30.8%を占め、前年比0.5ポイント下落した。地元で出稼ぎ労働者のうち女性が占める割合は38.6%、同1.2ポイント上昇した。

〇50歳以上の出稼ぎ労働者の割合上昇

2018年、出稼ぎ労働者の平均年齢は40.2歳、前年比0.5歳上昇した。年齢構成をみると、40歳以下の割合は52.1%、同0.3ポイント下落。50歳以上の出稼ぎ労働者は22.4%を占め、同1.1ポイント上昇、この割合はこの5年間、年々上昇傾向にある。

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