中国鉄路総公司はこのほど、メーデー(5月1日)連休の鉄道輸送の幕が開けたことを明らかにした。4月30日から5月4日まで、全国の鉄道の乗降客数はのべ6820万人に達して、前年同期比のべ673万人増加し、一日あたり平均は同10.9%増加ののべ1364万人になると予想される。鉄道当局は輸送力リソースの投入を拡大し、運行プランを最適化し、観光列車を増発し、高速鉄道による観光を後押ししている。人民日報海外版が伝えた。
今年の連休期間に、各地の鉄道当局は大中都市の一部と泰安、張家界、武夷山、井崗山、桂林、敦煌などの観光都市を結ぶ直通観光列車往復34本を運行し、特色ある観光ルートのデザインを練り上げ、観光客がスムースに出かけられるようアシストする。中国鉄路瀋陽局集団有限公司は瀋陽-五女山間で観光列車を増発し、発車時刻を最適化した。中国鉄路済南局集団有限公司は増発や連結運行により座席を7万2千席増やしたほか、寧陽、東平、新泰、肥城の無軌道駅(最寄りの高速鉄道駅への直通バスが出発する駅)を開設し、大型バスに乗って京滬高速鉄道の泰安駅まで直通で行けるようにした。中国鉄路昆明局集団有限公司は蒙自、富寧、弥勒、曲靖、河口などの観光都市行きの観光列車往復59本を増発し、昆明駅、大理駅、麗江駅、普者黒駅など21駅で住民身分証、香港・澳門・台湾地区の住民居住証、外国人永住居留証があれば駅の改札を出入りや乗車がスムースに行えるようにした。中国鉄路鄭州局集団有限公司は人気観光都市を中心とした重点方面への列車往復65本を増発した。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年5月1日