ご当地キャラフェスティバルの会場では、ご当地キャラ達の可愛らしいパフォーマンスを鑑賞できるだけでなく、各地の特色あるグルメも味わうことができる。頭に2本のネギを挿したご当地キャラ「ふっかちゃん」は、日本の「ねぎの里」と呼ばれる埼玉県深谷市のPR大使を務めている。「ふっかちゃん」が来場客にPRしているのは、深谷市でも最もユニークな「ねぎ入りカレー焼きそば」だ。「ふっかちゃん」が来場客にすすめると、カウンターに並べられた焼きそばは1分あたり6~7食のペースでどんどんと売れていく。2日間開催された同フェスティバルには、延べ14万人以上が訪れ、1人あたりの消費額は約1千円に上った。
フェスティバル主催側の担当者は、「来場者は、ご当地キャラフェスティバルを通じて、さまざまな地方の風土や人情を同時に知ることができたと思う。また、この催しは、各地にとってPRの一助となり、地方の発展に活力が注入された」としている。
近年、日本のマスコットキャラクターは、現地の観光業や経済の発展を後押ししてきただけではなく、その可愛らしいイメージや独特の授権運営スタイルによって、海外でも大きな人気を博し、しかも大きな経済価値をもたらしている。
昨年、熊本県のご当地キャラ「くまモン」だけでもその関連グッズの年間売上は1400億円に上り、過去最高を記録した。統計データによると、日本全国には計3千以上のマスコットキャラクターが存在しており、PR活動の規模が絶えず拡大するにつれて、彼らの収益力は今後も高まり続けると期待されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年5月31日