中国科学技術協会、暗黒物質の検出など20の重大科学問題を発表

人民網日本語版 2019年07月01日14:34

中国科学技術協会は30日、今年の20の重大科学問題と工学技術の難題を発表した。暗黒物質の検出、大地震のメカニズム、AI(人工知能)のメカニズム、近地球小惑星の調査などが入選した。中国新聞社が伝えた。

2019年中国科学技術協会年次総会が同日、黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市で閉幕した。中国工程院院士、同協会副会長の周守為氏が閉幕式にて、科学の発展を導く力を持ち、技術・産業イノベーションにカギとなる役割を果たす先端の科学問題、及び工学技術の難題(計20)を発表した。その内容は下記の通り。

▽暗黒物質は検出可能な基本粒子か。▽レーザー核融合の新方法の模索。▽単一原子触媒の活性化反応メカニズム。▽高エネルギー密度動力バッテリー材料の電気化学。▽情動・意識が生まれる根源。▽オルガネラ間の相互作用。▽単一細胞マルチオミックス技術。▽廃棄物資源生態安全利用技術集積。▽全スマート化植物工場カギとなる技術難題。▽近地球小惑星調査・防御・開発の問題。▽大地震のメカニズム及びその物理的予測方法。▽オリジナル薬標的発見の新ルート・方法。▽中国医薬臨床治療効果評価革新方法・技術。▽AIのスマート生成メカニズム。水素燃料電池動力システム。▽再生可能な合成燃料。▽グリーン超音速民間機の設計技術。▽再利用可能な宇宙輸送システムの設計・評価技術。▽1000メートル級竪穴全断面掘削技術。▽海洋メタンハイドレート及び油ガス一体化探査・開発メカニズム及びカギとなる工学技術。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年7月1日

  

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