
「空に焦点を当てる」をテーマとする航空・宇宙フォーラムが先月29日、四川省成都市で開催された。フォーラムで取材したところによると、中国は初の「AI(人工知能)衛星ネットワーク」を構築することが分かった。同ネットワークは192基の衛星でつくられる。衛星にはスマート化ブレーンシステムが搭載され、衛星のデータ処理能力を大幅に高めることができ、中国の衛星データ産業のスマート化・商業化発展を推進する。
中国が建設する同ネットワークは、5メートル、1メートル、0.5メートルなど複数種類の分解能のリモートセンシング衛星(計192基)を採用する。AIモジュールを採用し、軌道上を周回する衛星に雲と霧を識別する能力を持たせる。衛星は撮影した写真を自動的に処理し、気象の影響を受け伝送する価値のない衛星画像を排除し、効果的な画像とデータのみを地上に伝送する。これにより衛星データの伝送効率をさらに高めることになる。
国星宇航AI衛星ネットワーク革新技術責任者の王瓏氏は「衛星向けにAIシステムを作った。これは我々が撮影した写真の内容及び地上の物体、それからその使用の可能性を判別することで、伝送すべきかを決定する。従来の衛星はリモートコントロール装置であり、完全な自動運転を実現していない。我々の取り組みにより、このネットワークが自動運転できるようにしたい」と話した。
計画によると、同ネットワークは2021年に構築を終える。環境保護モニタリング、防災・減災、交通管理などの分野で重要な役割を果たすことができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年7月3日
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