中国第1陣の海洋観測業務衛星が稼働開始

人民網日本語版 2019年07月01日13:31

「海洋1号C」衛星及び「海洋2号B」衛星が28日に軌道上で引き渡された。これは国家民間用宇宙インフラ計画の立案・承認後で第1陣の海洋観測事業衛星の業務化運営の実現を象徴し、また現在の中国民間用リモートセンシング海洋観測衛星の発展の最高水準を示している。科技日報が伝えた。

海洋1号Cは2018年9月7日に打ち上げられた。耐用期間は5年。衛星は世界の24時間連続の水温情報、世界の海岸帯及び内陸部の水の分解能50メートル高精度マルチスペクトル情報、及び世界の大洋の船舶識別情報を収集できる。今後打ち上げられる海洋1号Dとネットワークを構築・稼働し、地球に対して毎日2回の観測能力を実現する。自然資源部(省)の管轄海域及び海岸帯などの多要素・高効率の調査・観測能力を大幅に高める。世界の大洋及び極地の研究に科学データを提供する。環境保護、住宅建設、交通、農業、緊急時管理などの需要を満たす。

海洋2号Bは2018年10月25日に打ち上げられた、中国初の海洋動力環境業務衛星で、今後は海洋2号C・Dとネットワークを構築・稼働する。同衛星の耐用期間は5年で、全天候・24時間連続で世界の海面の風力、波の高さ、海面の高さ、海面の温度などの各種海洋動力環境データを収集できる。海の災害警報・予報に実際の測定データを直接提供でき、さらに気象、農業・農村、緊急時管理などの分野で広く使用される。

6カ月の軌道上でのテストにより、衛星プラットフォーム及びペイロード、衛星・地上一体化システム、地上システムの各種機能が正常であることが証明された。性能は開発の全体的な需要、規定された各種技術指標を満たしている。データ製品は業界内の応用の需要を満たしている。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年7月1日

  

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング