中国気象局はこのほど、「風雲」気象衛星の「一帯一路」(the Belt and Road)サポート応用状況について説明を行った。中国は風雲衛星を17基打ち上げており、現在7基が軌道上を周回している。これには4基の静止軌道衛星、3基の極軌道気象衛星が含まれる。人民日報が伝えた。
中国気象局、国防科技工業局、APECは2018年4月、「風雲気象衛星応用協力意向書」に調印し、「風雲気象衛星国際ユーザー防災減災緊急対応保障メカニズム」を発表し、その運用を開始した。中国気象局と国防科技工業局は11月に「風雲気象衛星の一帯一路サービス行動計画(2019−23)」を通達し、風雲気象衛星を一帯一路宇宙情報回廊の重要な構成部分にした。これはまた中国宇宙・気象事業の国際協力を展開する象徴的な窓口でもある。
風雲気象衛星は現在、宇宙・地上一体型のデータ共有サービスシステムを通じ、世界98カ国・地域及び国内の2700以上のユーザーに資料と製品を提供している。また風雲気象衛星のデータは世界データ予報モデルシステムの重要なソースになっており、世界の応用サービスの高い潜在力が次第に引き出されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年6月11日