中国衛通集団股フン有限公司(フンはにんべんに分)は30日に開催したKa衛星ブロードバンド事業提携パートナー会議2019にて、Ka衛星ブロードバンド事業ブランドの「中星無限」を発表した。Ka衛星ブロードバンドを遍く存在させ、いつでもどこでも利用できる情報時代の最盛期を構築するという意味が込められている。科技日報が伝えた。
同ブランドの発表は、衛星ブロードバンドの価値を全面的に発揮する重要な契機で、同社が衛星ブロードバンド業界の発展をけん引し、衛星ブロードバンド産業生態を構築するための重要な措置でもある。「中星無限」は引き続き情報の孤島を打破し、地上ネットワークと接続できない航空機、高速鉄道、船舶、過疎地にブロードバンドネットワーク接続を提供し、陸海空さらには宇宙の万物をネットワークとつなげることを実現する。
同社は中国航天科技集団有限公司の衛星運営サービス業に従事する中心的で専門的な子会社で、中国で唯一の自動制御可能な通信衛星資源を持つ衛星通信運営企業だ。同社は現在通信衛星16基の運営・管理を行っており、中国全域及び「一帯一路」(the Belt and Road)沿線諸国及び地域をカバーしている。
同社の会長を務める李忠宝党委書記は会議で、「当社は衛星・地上一体化建設・運営を積極的に推進している。自社の通信衛星資源を使い、中国初の自動制御可能な電気通信級ブロードバンド衛星基礎運営プラットフォームを構築した。同プラットフォームはユーザーに直接サービスを提供し、衛星ブロードバンドネットワークの各種アプリケーションをサポートする。昨年5月30日に同社Kaバンド衛星ブロードバンド事業が正式に商用化してから、同社は30数機関と事業提携している。Kaブロードバンド衛星ネットワークの政府・企業イントラネット、遠隔教育、機内インターネット、船内ブロードバンド、4G基地局伝送、オンライン生中継、IoTなどの分野における研究開発を促進している。国の各種情報サービス保障の需要をさらに満たした」と説明した。
同社は今後、中国高低軌道衛星ネットワークを結びつけ、世界をカバーし天地を融合させる宇宙情報ネットワーク体制を構築する。「ブロードバンド中国」及び一帯一路沿線諸国・地域のブロードバンド通信の需要を満たす。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年5月31日