しかし咲さんはネットユーザーの笑いものになることはなかった。咲さんにとって不動産購入は目的ではなく、咲さん自身は守銭奴ではなく、むしろ「猫の奴隷」だ。咲さんは新しく買った一軒家を猫カフェに改築し、お金を稼ぎながら、野良猫たちを助けている。咲さんは昔から野良猫問題に関心があり、猫が大好きだったので、お金を貯めて家を買い、野良猫たちがよりよい暮らしを送れるようにすると決心した。自分のためにはお金を使わず、長かった髪を切って売り、そのお金で上等のキャットフードを購入したという。
中国のネットユーザーは咲さんの猫エピソードに心から敬服しているという。猫を助けることで、咲さんは資産に対する新しい見方を明らかにしたともいえる。苦労してお金を貯めるが、お金の奴隷にはならず、お金から解放されて、貯めたお金を別の熱を入れることや社会の役に立つことに注ぎ込む。このような独立し徹底した姿勢の咲さんは、だれにも笑われることも哀れまれることもなく、ひたすら敬服されている。
お金を貯めることも野良猫を助けることも、実は「消費主義」というコインの裏面で、だからこそ咲さんは若者の間で特別な存在になり、日本のテレビ局も話題の人物として取り上げられ、長期間フォローされてきた。人々は、この「普通の人とは違う見本」が若い人々の間に広がる「今日のお酒は今日飲んで酔いしれる」といった生活観をいくらか改めてくれるのではないかと期待を寄せている。少なくとも一部の人に自分の資産に違う角度から接するヒントを与えている。そうすれば「節約」を通じて真の自由な境地に達することができるかもしれないのだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年8月12日
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