一つの特殊な生物材料を用い、正常な血管の10分の1の厚さの柔軟センサーを作る。これを血管もしくは心臓の周辺に貼り付けることで、体外設備を使い血栓形成の初期・中期・末期の全身の血圧の微妙な変化を明確に記録し、血栓の位置を正確に特定することができる。
南京理工大学が11日に明らかにしたところによると、同大学の化学工業学院の馮章啓教授のチームが開発した同技術は段階的な進展を実現し、動物臨床医学評価を終えた。関連成果はこのほど「ACS Nano」に掲載された。
心血管疾患は人類の健康にとって主な脅威の一つだ。この疾患の予測と術後の追跡は、臨床有効診療の鍵となる。だが現在の各種分子スクリーニング及びイメージング技術は依然として、正確に識別する機能を備えていない。馮氏のチームの新技術は、この難題の解消を試みるものだった。
論文の筆頭著者である李通博士によると、チームは長期的に生物電子材料・ナノ部品の研究に取り組んだ。彼らは今回、厚さわずか200ナノの高効率柔軟ナノ繊維材料を採用した。これは受ける圧力の変化を正確に感知し、電圧として反映される。
同時にこの材料は卓越した安定性・敏感性・生体適合性を持つ。チームはこれを使い柔軟植込み型圧力センサーを作り、動物実験で成年の豚の末梢血管及び心臓に植え込むことで、リアルタイムで正確な血圧変化信号を受信できた。
馮氏は「この柔軟センサーは将来的に、心血管手術で患者の体内に植え込まれる。ワイヤレス信号発射装置を通じ、患者と医療スタッフは携帯電話を使い、心血管の病気の変化情況をリアルタイムで把握できる。またこの正確な圧力計は、頭蓋圧、腎臓圧、眼圧などに用いることができる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年10月14日
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