中国人が広場ダンスが大好きな理由は? (2)

人民網日本語版 2019年10月22日09:40

近年、中国では、中高年者だけでなく、20代や30代の若者も広場ダンスを踊るようになっており、広場ダンスに若者の活気が加わるようになっている。

都市化が進むにつれ、都市建設と都市計画も、科学的に進められ、人文も重視されるようになっている。そして、人々の文化や娯楽、運動などの面でのニーズを満たす面でも顕著な進歩が見られるようになっている。

統計によると、2009年には9050ヶ所だった中国全土の公園の数は、2018年に1万6038ヶ所に増加。住民一人当たりの公園・緑地面積は、2009年の1人当たり10.66平方メートルから14.1平方メートルに増加した。同数字は1981年末の時点ではわずか1.5平方メートルだった。公園・緑地が増加していることで、広場ダンス愛好者にとっては、踊ることができる場所がどんどん増えている。

中国人力資源・社会保障部が発表している統計によると、2019年6月末の時点で、社会保障カード所持者の数は12億7700万人に達し、人口91.5%をカバーするようになっている。また、基本養老保険(年金)の加入者数は9億4700万人に達した。2005年から今年まで、年金受給額は15年連続で増加しており、定年退職者に対する待遇が向上している。その後ろ盾となっているのが、強大な国民経済で、多くの人が老後の心配をせずにすむようになっている。

広場ダンスを推進するためには、各級政府当局のサポートが不可欠だ。広場ダンスチームはその居住エリアの管轄に属しており、何かトラブルなど生じた場合は、そのエリアの管轄責任者や職員などがトラブル解決をサポートし、活動場所や照明の設置などを行うほか、街道管理委員会は周辺住民の迷惑にならないような場所を広場ダンスのために確保する必要もある。

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