香港からやってきた「クラシックカー」のスピード通関審査を行う港珠澳大橋税関職員(撮影・鄧媛雯)。 |
港珠澳大橋(香港・珠海・マカオ大橋)の開通から満1年が経った。同大橋の珠海道路口岸(出入境検査場)は大陸部を訪れる香港のマイカー旅行客の間でその人気が次第に高まりを見せている。23日午後、拱北税関に属する港珠澳大橋は、香港からのマイカー旅行客グループの「クラシックカー」のために、スピード通関手続きを行っていた。最年長の「クラシックカー」の中には、70歳を過ぎた「高齢者(車)」の姿もみられた。中国新聞網が報じた。
このマイカー旅行グループは、「香港秘蔵車協会」のクラシックカーチーム。ドライバーたちは、この半世紀以上の歴史を誇る珍しい「クラシックカー」を運転し、香港を出発して港珠澳大橋を渡り、珠海横琴に入り観光を楽しみ、その後横琴からマカオに向かい、第9回中国(マカオ)国際自動車博覧会に参加する予定という。
港珠澳大橋税関監督管理六科の張暁東・科長は、「地方観光産業の発展を支持する目的で、税関はあらかじめ、相手企業のニーズに対応し、広東陸路のスピード通関モードを実施、事前審査・通過を行い、通関予約を受け付けるなど、積極的に対応策を講じた。また、通関現場では、クラシックカーチームのために専用ルートを設け、審査・通過のための総所要時間を約30分に抑えた」と紹介した。
スピ―ド通関をパスしたこれらの「クラシックカー」は、横琴島埠頭、長隆リゾートエリア、星楽度キャンプ楽園など横琴を代表する観光スポットを巡った。
張科長は、「港珠澳大橋の核心的効果がだんだんと現れるにつれて、広東・香港・マカオ三地の住民の往来がますます頻繁になり、香港から広東西部を訪れるマイカー旅行ルートの人気は高まる一方だ。また、港珠澳大橋が実施している『事前審査・通過』、『ワンストップ式』通関などの方式のおかげで、すでにマイカーツアー3組が同大橋を通って大陸部を訪れた。今後は、より多くのマイカー旅行の車両が、同大橋のスピード通関を通って大陸部を訪れると予想される」と指摘した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年10月24日