インターネット時代に生きる今の人々は、日常的に使用しているパスワードが安全なのかが心配になることもあるだろう。中央テレビニュースが報じた。
パソコンと共に育ったと言ってもいい現代の人々は、小学生や中学生の頃から、各種アカウントが乗っ取られないかを心配しながらインターネットを利用してきた。10月26日午後、第13期全国人民代表大会常務委員会第14回会議で「中華人民共和国暗号法」が可決した。2020年1月1日より施行される。
長年、ウイルスやトロイの木馬、ハッキングなどにさんざん悩まされてきた人は、これで法律を武器に大きな保障を得ることができると、胸をなでおろしていいのだろうか?
日常的に使用している「パスワード」はパスワードとは言えない?
実は私たちが日常的に使用しているような「英大文字・英小文字・数字・記号をそれぞれを最低1文字ずつ含むパスワード」は、専門家にしてみれば「パスワード」とは言えないという。
世界で最強のパスワードを解読し、世界のバスワード専門家を混乱に陥れた女性として知られる中国科学院の院士で、清華大学の教授、パスワード専門家の王小雲教授は、「パスワードを入力し、何も処理せずに直接サーバーに送って認証するのなら、パスワードとは言えず、単なる号令に過ぎない。文字や数字を入力した後、暗号の演算を通して別の結果を出し、その結果が合法的なユーザーかを判断する時はじめて『パスワード』と言える」と指摘する。