进博会

第1回輸入博の後、中国は世界から何を買ったか

人民網日本語版 2019年11月07日08:29

第1回中国国際輸入博覧会には世界から企業3617社が出展し、展示面積は27万平方メートルに達し、会場での成約額は578億3千万元(1元は約15.6円)に達した。その後、中国の輸入額は毎月ほぼ1兆1千億元以上を保った。2019年は春節(旧正月、19年は2月5日)の後に拡大を続け、9月末時点で、累計輸入額は10兆4342億元に達し、前年同期比89億元増加した。「上観新聞」が伝えた。

中国にとって最大の輸入元は韓国、日本、台湾地区だ。注目されるのは、19年はオーストラリアからの輸入額が目に見えて増加したことで、前年の5184億9千万元から6277億7千万元に増えて、21.1%増加した。

第1回輸入博の報告によると、昨年の医療機器類製品の会場での意向成約額は40億9千万ドル(1ドルは約109.1円)にも達し、主要製品の中で最高額だった。

全国的にみても、医療機器類製品は成長率の高い輸入製品だ。税関総署がまとめたデータをみると、19年に中国は総額482億6千万元相当の医療機器製品を輸入している。

しかし中国全土から見ると、輸入品で金額が最も大きいのは集積回路だ。国際連合の貿易データでは、中国は17年に総額2070億ドルの集積回路製品を輸入し、同年の輸入額の13%を占めた。税関総署の統計では、18年の集積回路製品の輸入額は2兆584億1千万元(約3120億6千万ドル)だった。19年は前年同期に比べて減少傾向をみせているが、それでも1-8月の輸入額は1921億2400万ドルに達した。

世界で最も急速に成長する輸入市場

中国の輸入品の主な供給先は東部地域だ。19年1-9月には、東部地域が供給先の輸入額は全国の輸入額のうち84.5%を占めた。輸入額の上位10省・自治区・直轄市のトップは広東省だった。

上海は3位で、浦東新区だけで8937億6千万元に達して、山東省の6778億8千万元を抜いた。一方、1990年代初めには、中国全体で輸入額は3399億元にとどまり、現在の浦東新区の半分にも満たなかった。

中国の輸出入が真に飛躍したのは21世紀に入ってからのことだ。2000年から2010年までの間に、中国の輸出入総額は累計413.6%増加し、このうち輸入は408.1%増加した。08年と09年は世界金融危機の影響で輸入は減少したが、それ以外の年は目に見えて増加した。国連の貿易データによると、中国は17年に世界2位の輸入国になった。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年11月7日

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