中英合作ドキュメンタリー「中国的宝蔵」の中国語版が10日から放送

人民網日本語版 2020年01月13日09:38

中英合作のドキュメンタリー「中国的宝蔵」(英語タイトルは「China’s Greatest Treasures」)の中国語版が今月10日から、中国中央テレビ局(CCTV)のドキュメンタリーチャンネルで毎晩8時から放送される。同番組の英語版は、英国放送協会(BBC)のワールドニュースチャンネルで昨年10月から放送された。中国新聞網が報じた。

同番組は、故宮博物院の「大禹治水図玉山」や趙孟■(■は兆へんに頁)の「秀石疏林図」、上海博物館の大克鼎と青花瓷器(染付磁器)、陝西歴史博物館の章懐太子墓壁画「客使図」と三彩載楽駝俑、秦始皇帝陵博物院の兵馬俑、浙江省博物館の寧波万工轎と玉琮、遼寧省博物館の万歳通天帖、湖南省博物館の馬王堆漢墓漆器、良渚博物院の良渚文化関連の文化財など、非常に貴重な文化財20点以上を紹介している。

同番組は、CCTV記録国際伝媒が、BBCワールドニュースチャンネル、英国の制作会社Mustang Filmsと共に、合作ドキュメンタリーとして制作した。中英制作チームは1年かけて計7000キロ以上を移動し、中国の8都市に足を運び、8つの博物館を訪問。5つの世界文化遺産を撮影した。

同番組では英国の人気司会者・Alastair Sookeがナビゲーターを務め、視聴者を中国の博物館で「トレジャー・ハンティング・ツアー」へと案内してくれる。また、その過程で、現代の中国のさまざまな側面も紹介している。Mustang FilmsのCharlotte・Jonesクリエイティブ・ディレクターは、「Alastair Sookeは、『これまでで一番の出来栄えの番組だ』と言っていた。中国には豊富な文化財資源があり、私たちのキャリアの中でも、これほどの範囲と奥行きのある撮影を行ったことはほとんどない」と話す。

CCTV映画・ドラマ・ドキュメンタリーセンターの荘殿君氏は、「CCTVとBBCが、それぞれのメリットと資源を融合させ、世界のメディアのルールにマッチしたコンテンツの制作とメディアコンセプトに基づく協力を行ったことは、両国の主流メディアが一歩踏み込んだ提携を実施する上で意義のあるチャレンジとなった」と評価する。

同番組の英語版はBBCのワールドニュースチャンネルで放送され、200ヶ国・地域の4億6500世帯に向けて、中国で最もトップレベルの文化財にまつわるエピソードを紹介した。BBCワールドニュース北アジア・中華圏の徐倩副総裁は、「番組の形式は斬新で、非常にわかりやすく、世界の視聴者の中国文化に対する興味をそそっている。英語版が好評を博し、とても喜んでいる。中国語版も中国の視聴者に支持され、愛されることをを期待している」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年1月13日

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